■RDDシリーズ(1-8)のあらすじ

※海城・パラレル・女体です。
※1-8は全冊完売してます。


Red Day's DEAD.  2003/12/28発行・2005/03/27再録 [RDD1.]
 海馬瀬人は昨年の自らの誕生日に、義父・剛三郎を追い落とし、海馬コーポレーションを手に入れた。だが義父の罠により、アルカトラズにモクバが囚われてしまう。アルカトラズには暴走したゲートガーディアン(攻3750・守3400)がおり、海馬のブルーアイズ(攻3000・守2500)をしても救出はままならなかった。
 モクバの救出のために、海馬は竜導山脈に囲まれた自治領・童実野に向かう。
 そこには竜を殺して不死を得たという伝説の『城之内克也』がおり、なんとか青眼の白龍の情報を得ようと、海馬は目的を隠して接近する。だが城之内克也とは外見は16歳の少女であり、確かに魔術のようなものは操っているが、魔物と恐れられるようなものではなかった。しかも城之内は海馬のことをひどく気に入り、恋人にしてくれとせがむ。青眼の白龍の情報を得るためにも手懐けておくのが得策だと察した海馬は、恋人にしておいた。
 その後形だけの婚約者が海馬にいると知った城之内が悲しんでいるのを知り、そこで城之内という駒を失えなかった海馬はイシズとの婚約を破棄して城之内と婚約する。そのことに感激した城之内は、海馬が探しているという竜笛(ドラゴンを呼ぶ笛)を必ず見つけ出してやろうと決意する。
 その竜笛は見つかったものの、城之内は重傷を負うことになる。それを海馬はなんとか治癒魔法で助けたものの、海馬の魂が青眼の白龍に近くなっているため、真紅眼の黒龍に近い城之内にとっては反属性の媚薬と同じ状態になってしまう。しかもその竜笛で最後の青眼の白龍の居場所を知ろうとしていた海馬はそのアテが外れ、怒りの矛先が城之内に向かい、強姦してしまうことになる。
 翌朝冷静になった海馬は自分の行いを悔いるが、城之内は気にしていない様子で、知り合いに結婚の挨拶に行ってほしいと頼む。ほっとした海馬は快く応じるが、城之内が連れて行った先では最後の青眼の白龍を黒い水晶のような形態になって包んでいる真紅眼の黒龍のところだった。
 海馬が青眼の白龍を探しているのだと知った城之内は、今まで生かしてくれていた真紅眼の黒龍に、自分はもう充分なので竜の姿に戻って青眼の白龍を解放してくれと頼む。城之内とはかつて真紅眼の黒龍が殺した少女であり、それを悔いて魔力の幻影で実体化した体を提供してやっていただけだったのだ。真紅眼の黒龍は逡巡するものの、結局城之内の願いを聞き入れ、かりそめの体であった城之内を回収し、真紅眼の黒龍の姿に戻り、癒しを受けるために寄り添っていた青眼の白龍を解放した。
 こうして、モクバの救出に必要な三体目の青眼の白龍を海馬は見つけ出すことはできたが、その傍らに結婚を約束した少女はもういなかった。 

 
Immortal BLACK. 2004/03/21発行・2005/03/27再録 [RDD2.]
 RDDより約13年半後、30歳になっていた海馬瀬人はその年の3月に海馬コーポレーションの社長職を弟のモクバに譲り、事実上の引退をする。当初はなんらかの形で会社に残ると思われた海馬であるが、モクバなども想像もつかないような名誉職に就くことになる。
 それは例の童実野自治区の長であり、それまでのお飾りの自治領主ではない行政府の長である。その役職を打診された海馬はあっさりと引き受け、王都や第二央都から離れた童実野領に移住を決意する。そして第二央都での最後の出社日に、KC本社に訪ねてきた少女によって海馬の運命はまた劇的な転換を見せていた。
 その少女は城之内克也と名乗り、かつてモクバを救出するために犠牲にした少女であると海馬は確信し、共に童実野領に連れて行くことにしていた。童実野領では竜導山脈の外側を特区に指定し、そこに構えた屋敷で海馬は13歳の城之内と暮らすことになる。ちなみに城之内の傍には例の真紅眼の黒龍も常に控えており、力を使いすぎたためにサイズが2メートルほどにまで小さくなっている真紅眼の黒龍は半分人型に化けた状態で連れ添っていた。その外見は城之内を男にし、更に髪は黒で瞳は赤、20歳前後の様相で、レッドアイズは自らを城之内の父親だと偽って施設などに預けていた。
 城之内とレッドアイズ、更にそのレッドアイズが密かに想いを寄せているブルーアイズ(屋敷内に入りきらないため人型。外見は海馬に似せてあるが、髪は金髪。性別は男のまま)も多々にして海馬に呼び出されることで奇妙な同居生活が始まっている。
 城之内は4月より近くの私立学園に編入し、中学二年生として通っている。制服の露出が少ないという理由だけで海馬にこの学園に入れられたのだが、セレブ志向の金持ち学校であったため、城之内はなかなか馴染めない。一応クラスメートの真崎杏子、本田ヒロト、獏良了とは友人関係を形成していた。
 そして再会から約三ヶ月経った頃、城之内はある事実に気がつく。それは再会した当初こそ受け入れてくれた海馬ではあるが、それ以降手を出してくれていないのだ。今はまだ体型などの問題で無理なのかと思いつつ、結婚の約束すら頷いてくれないことで不信感を覚える。
 そんな最中同級生からの心無い言葉から不安に陥った城之内は、海馬に更にそれを追認され、失意のまま街を彷徨っているときにペガサスに出会う。ペガサスは千年眼を手に入れて人でありながら魔に堕ち、恋人の復活を願っており、城之内はその目的のための実験材料として連れて行かれたのだった。
 結果としては海馬とレッドアイズが救出に来てくれるものの、城之内はそこで自らが海馬の娘であることを知る。だから結婚できないのだと、娘として愛しているからこそなのだと海馬に告げられ、城之内は失意のままレッドアイズと失踪する。
 海馬は体が半分魔物である「娘」のために、ここ童実野に魔物や魔術の複合研究施設を私財を投げ打って建設している。それは自分の死後も城之内が再び差別などで孤独な思いをしないようにという配慮であり、城之内が人として生きられない以上は世界の方を変えてやるという決意の表れだった。
 そんな海馬に対し、二週間の失踪で戻ってきた城之内は、やはり海馬が好きだから結婚して欲しいと告げる。ただまだ13歳なので、自分が16歳になったときにもう一度断られれば諦めるからと、それまでは娘としてでもいいので傍にいたいと繰り返せば、海馬も愛する「娘」を抱き締めて受け入れていた。

 
PINK フェスタ 2004/05/02発行 [RDD3.]
 IMより約2年半後、海馬瀬人33歳、城之内克也16歳。童実野自治領の行政府長官となっていた海馬は、いくつかの大きな施策を実行へと移していた。
 その一つは、後に生存証明法と呼ばれることになる法律と制度である。これは、魔物であれ混血であれ、他の者に害を為さない限りはその生存を認めるというものである。特に混血の場合は、魔力が強かったり寿命が長かったりすることで異端扱いされ、差別されることが多かったのである。よって、この法律に基づき、人間の外見をして人間社会で暮らしている魔物と、その混血で普通に生活していればそうでない者との差異が出て不利益を被る可能性がある者は、一定の条件を満たせばその事実を行政府が認定する証明書が発行されることになっていた。この法律を公布した際、前者の第一号としてはレッドアイズが、後者の第一号として城之内が認定されていた。
 また、これに関連して、広くは魔力、魔術、魔物の研究を進める学術複合施設が童実野特区に設立されていた。正式名称を「Local Association of National Duty.」と名づけられたその施設は、略称をL.A.N.D.とされたので、一般的には「海馬ランド」と呼ばれていた。
 その海馬ランドの高校に、城之内は通っていた。中学から一緒の杏子、本田、獏良に加え、高校からは御伽も加わり、更には何故か海馬と同い年の遊戯まで入学し、城之内の周辺は賑やかになっていた。
 一方城之内の母親的存在になるレッドアイズは、証明書により個体名として「ヘルモス」という名を受けるが、そうと呼ばれることはまずない。相変わらず海馬の三体目の青眼の白龍、個体名は「クリティウス」と人間同士のような愛を育み、雄体同志のままではあるが体を重ねるまでに至っていた。
 だが、城之内の方はといえば、16歳の誕生日が近づいても、一向に結婚してくれるの様子のない海馬にひどく苛立っていた。むしろその日が近くなるにつれて海馬は素っ気なくなり、ほとんど屋敷にも帰ってくることはなくなる。それに絶望した城之内は、レッドアイズにも告げず、町から去ろうとしていた。
 それを、海馬は間一髪で引き止めることに成功し、それまで悩んでいた想いを打ち明ける。もちろん恋人のように愛しく思う反面、父親としても大切な城之内を、妻にすることがいいのかずっと悩んでいたのだ。だがようやく出た結論は、父として娘を最も信頼できる男に託すということであった。その男というのが海馬自身であり、海馬はようやく城之内を受け入れて結婚したのだった。
 そうしてこの体になってから16回目の誕生日に、城之内は再び海馬からの愛を受け、花嫁となった。

 
Perfect COLORs. 2004/08/13発行 [RDD4.]
 結婚してから約半年、城之内は高校二年生になっている。夏休みを控えたある日、レッドアイズのかつてのマスター、バクラが現れる。城之内は百三十年ほど前の大戦で真紅眼の黒龍を敵地に置き去りにしたマスターに激怒するが、契約は絶対だということで真紅眼の黒龍はバクラについていくことを選択する。
 それと前後して、城之内はレッドアイズの勧めでユーギやイシズの協力も得て千年アイテムの捜索をしている。千年アイテムには、使用していると寿命が延びるのではないかという期待があり、魔物に近い寿命を持つ城之内が、少しでも長く人間の海馬と一緒にいたいという願いを、レッドアイズが叶えようとしているためであった。
 だがバクラの登場により、千年アイテムの捜索が自らの延命を望む故だったと気がついた海馬は、そのことにひどく嫌悪感を覚える。自分は人であることを止めるつもりはないのだと、自分が先立ったときのために城之内にしてやれることは子供を作ることだと言い、逆に子供がほしくない城之内とすれ違ってしまう。また、バクラが去り際にブルーアイズに対して「マスター殺し」と評したことから、ブルーアイズの過去にも疑惑が生まれ、ギクシャクしたまま日々が過ぎる。
 やがて、バクラが海馬を襲撃し、その過程で千年ロッドが海馬のものであることが判明する。だが海馬はそんなオカルトグッズに頼ることも、人をやめることも拒否する。そんな海馬をバクラは偽善者と呼び、矛盾を正そうとする。
 そして、海馬の召喚した青眼の究極龍がバクラのディアバウンドを消し飛ばしたとき、バクラをかばおうとして真紅眼の黒龍も消滅してしまう。
 それをブルーアイズは悔やむが、マスターである海馬は自分の指示であったのだからといたわっていた。
 それから一週間ほどして、消滅したはずのバクラが転校生として城之内のクラスにやってくる。城之内は当然警戒するが、バクラがレッドアイズを復活させていたことで、休戦状態となる。レッドアイズは体と魂が消滅してしまったため、バクラがそれらを作ってやり、心を植えつけるという方法で、城之内と同じようなかたちで戻ってきたのだった。それに城之内は喜ぶが、罪の意識で苦しんでいたブルーアイズが自覚のないままにレッドアイズを独占してしまう。城之内も、人間で言えば恋愛関係にある二人を邪魔するつもりはなく、見守ることにしていた。
 ちなみに、海馬は頑なに否定しているが、かつては人間ではなかったらしい。バクラはいまだその「代行者」という位置にあり、大いなる意志を実践している最後の者だった。

 
セピア・G 2004/12/29発行 [RDD5.]
 現代から遡れば約三千年前、まだ機械的な文明はさほど発達していない頃の話である。
 当時まだ代行者であったセトは、召喚師として西の大陸にやってくる。同じように召喚師としてのバクラ、そして当時はまだ一体だった青眼の白龍のクリティウスも擬人としてセトに付き従っていた。
 セトは元々人間というものにさして興味はなく、どちらかと言えば見下している方だった。だがその整った容姿と召喚師としての有能さから、数多の女性に好意を寄せられ、それが鬱陶しくもあった。だが気乗りしない調査で乗り込んできた西の大陸のとある領国で、シモベであるクリティウスが擬人のときにある女性の裸を偶然覗いてしまうことで事態は一変する。クリティウスはもちろん謝罪したのだが、その女性は冗談半分で責任を取れと凄んだのである。それに対し、生真面目なクリティウスはマスターの許可を得るべくとんぼ返りするが、話を聞いたセトは人間ごときが我がシモベを愚弄とした烈火のごとく怒り狂った。
 そうしてセトが子供の喧嘩に親が出て行くような感覚で向かった先にいたのが、ジョーノだったのである。ジョーノは体つきこそ女性らしい豊満さを備えていたが、その性格はガサツで目つきも口も悪かった。そのためセトの容姿にほだされるでもなく逆に噛み付き、その新鮮さにセトは自覚ないままに恋に落ちていた。
 だがそもそも人間ではないセトなので自覚のない恋はひどく厄介で、足しげくジョーノの元に通っていてもなかなか望むような関係にはなれなかった。それはジョーノがセトに好意を寄せていないのではなく、ジョーノはセトと出会う前から生贄にされることが決まっていたのである。当初セトやバクラが調査のために侵入していたその国の領主は、毎年処女を花嫁として召し上げていたのである。だが一人も生きて戻れないことから、生贄にされているのだということは暗黙の了解だった。
 その生贄の花嫁にその年選ばれていたのが、ジョーノだったのだ。目の悪いシズカを守るため、精一杯頑張った結果だったのである。その生贄には処女であることが絶対条件であったので、ジョーノは決してセトに身を委ねることはできなかったのだ。
 やがてその話をセトは聞きつけるが、そこで新たな問題が発生する。ジョーノを生贄として要求している領主は、実は人間ではなく魔物だったのである。よって、理由が食用であれ亜種の手下を増やす道具としてであれ、魔物が人間を害することは世界が認めた理だったのだ。セトたち代行者はそもそも人間を狩るのが目的であり、魔物はその道具として生み出されたものである。そのため、もしセトがジョーノという人間を守るために領主という魔物を狩ることは、存在意義を揺るがすことになる。つまりセト自身が世界から消滅の危機にさらされるということだった。
 そんな現実に一度は納得した様子のセトではあったが、結局ジョーノを救うために領主のいる城砦に乗り込んでいってしまう。それを追いかけたバクラも、仕方なく手を貸す羽目になりつつ、セトは魔物ごと城砦を吹き飛ばしてジョーノを救っていた。
 城砦のあった山を囲むようにして結界を張り、その中だけを爆破したためその一画はクレーター状となり、童実野自治領と生まれ変わる。そしてかつては代行者であったが、今ではすっかり人間となっていたユーギ(代行者当時はアテム)が初代の町長となっていた。
 そんな町で、セトはめでたくジョーノを妻として迎え入れていた。 遠い昔の、物語である。

 
Hi ! High ! YELLOW ! 2005/02/13発行 [RDD6.]
 オフでは6冊目。ただし短編集なので、シリーズの本筋とはあまり関係なく。収録してあるのは、セピアの頃のセトジョーの初夜話と、現代の海城の結婚翌月のバレンタイン話。あと、ヘルモスがクリティウスに会った辺りがちょろっと。
 
Crimson SHIELD. 2005/05/04発行 [RDD7.]
 『Perfect COLOR.』の数ヵ月後、海馬の誕生日に階段から落ちたことで城之内は実は妊娠していたことが判明する。だが同時に失ったことで、夫婦だけでなく真紅眼の黒竜や屋敷内でも腫れ物に触れるような扱いを受け、頑なになった城之内は孤立していく。クリスマスはモクバたちのところで過ごす予定になっていたが、姪が生まれている家ではつらいだろうという海馬の配慮に苛立った城之内は、一人で向かうことにする。 そこで静香とも話し、ようやく気持ちを切り替えることができて海馬とも和解し、より深い絆を得ることとなった。 尚、収録されている短編で、クリティウス以外の二体の青眼の白龍も擬人化で登場。金髪の女性で、髪の分け目と瞳の片方が紫色なのが左右対称。名前は木佐とSaraで、二人合わせてキサラと呼んでくださいと言っている。
 
Justice MAKER. 2005/12/29発行 [RDD8.]
 これも『セピア・G』同様に、過去話。本筋には関係ない。一応、セトが代行者を辞めた辺りの話。セピアから二百年くらい経過して、ジョーノは再び転生する。ただし、このときは男。当時はある軍事独裁都市が周りの都市を次々と侵略、併合していっていた。ジョーノはそこで兵士として戦っているが、実は最初に侵略された都市のスパイ。それをセトも知っていたが、構わず召喚師として都市に雇われ、ジョーノを副官とする。そして様々な手法で落とそうとするが、戦時下ということもあり、上手くいかなかった。 拒まれはしたものの、ジョーノの魂には違いない存在を見捨てることができないセトは、西方の抵抗軍が申し入れた代理決闘を受けることにする。そこでわざと負け、スパイとしてジョーノが望んでいた未来を用意してやろうとした。だがセトが代行者であることを知らないジョーノは、セトが自らのシモベである真紅眼の黒竜を敵側決闘者、アテムの器へと召喚して自分を攻撃させたとき、助けようとして飛び出してしまう。その際に敵側決闘者との関係を指摘され、軍事都市側によって殺された。 再びジョーノの魂を失うことになるセトは、別離の苦しみから逃れるため、無限を捨てることを決意する。






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RDD1-8までのあらすじです。
さすがに再版はできないので、こんな感じ、てことで・・・!
RDD9で完結しました!

ロボっぽい何か