■BNBシリーズ(1-5)のあらすじ
※セトジョー・パラレルです。
※途中からバクラ受が錯綜してます。セトジョーにはカプ的に絡みません。
※1-5は全冊完売してます。
| Blue Night BLUE. 2003/12/28発行・2005/05/27再版 [BNB1.] |
| 千年の平和を願って『ミレニアム連邦』という名がつけられた国の形が成立したのは、四百年ほど前のことだった。当時激化していた魔物との戦いに一定の終止符を打ったのは一人の人間と六人の部下であり、彼らの使用した千年アイテムによって人間が魔物を召喚、使役できたからである。そしてその七人がそれぞれ公爵となり、各公国を守るという形で大陸は収まったのだった。 伝統的に、かつての七英雄の中心人物の血を引く公国の公爵であるムトー家が連邦の主でもあり、王と呼ばれていた。だが現在では七つの公国のうち既に四つが途絶えているため、公爵家が断絶した公国領は連邦の直轄地となり、必然的にムトー公国の管轄が増えることになったために現在では連邦の王とムトー公国の主は別人が受け持つことが多くなっていた。そして現在の王は双子の弟であるユーギであり、ムトー家の主が兄のユウギである。 そもそもそれぞれの公爵家が断絶したのは、公爵家は魔物と交わらない『純血』を強要されていたからである。それは魔物の使役を可能にする千年アイテムが、何故か魔物の血が混じった者を激しく拒絶するからであったのだが、時代が進むにつれて純血の者は少なくなり、純血であるが故に魔法が使えないことや近親婚を繰り返したおかげで短命になったりもしていた。ちなみにムトー家に関しては、何故か魔法も使えるが千年アイテムも使用できることが多かった。 そして現在残っている他の公爵家は、南のイシュタール家と北のカイバ家のみである。だが両家で純血の男子は既にカイバ家当主のセト・カイバしかおらず、イシュタール家の一部の人間は王であるユーギにセトとイシュタールの娘との結婚を打診していた。 そんな中で、ジョーノは魔物とのクオーターであり、その血のおかげで幼い頃から疎まれつらい人生を送っていた。そこを王であるユーギに救われ、その血を才能として磨いたおかげで王都でも二十人もいないとされる対魔物の討伐部隊の精鋭に選ばれる。そして普段は王やムトー公爵の討伐に同行したり王宮での警護をしていたのだが、当時カイバ家当主として家督を継いだばかりのセトと出会い、ジョーノの方は一方的な恋に落ちていた。 もちろん身分も違い、ましてや会えば貶してくるばかりのセトにジョーノは淡い期待すら抱いていなかったが、純血の子孫が残したいという理由のためだけにイシュタールからセトの縁談が持ちかけられている事をユーギに知らされる。ユーギとしては、王として現行の制度に不満を持っていたために公爵家の純血が続くことを快く思っておらず、代わりにジョーノにセトの嫁として嫁いでくれるように頼む。同姓婚は認められているが、もちろんこんな身分の高い者では滅多にあることではなかった。 そして、ジョーノはユーギに『セトを殺さず純血の子孫を絶つ』という任務を託されたと思い、セトとの結婚に応じる。結局ところセトもジョーノを憎からず思っており、家庭円満と相成った。 |
| Eternal WHITE. 2004/05/02発行 [BNB2.] |
| 『Blue Night BLUE.』の終了時より二週間後、冬の始まりを見せていたカイバ公国では、公爵の結婚報告がなされていた。これに先立って中央からは血統による千年アイテムの継承ではなく、能力があれば出自に関係なく千年アイテムを授かることができる神官制度が発布されていた。そのため、公爵家も純血を守る必要がなくなり、一般的には子を成すことができないと思われているジョーノも心置きなく結婚を公表できるようになったのだった。そうして二人の結婚記念日が公国の祝日とされてから数ヶ月、年も明けた2月である。その少し前にジョーノは街で、バクラという行商者と知り合っていた。 公爵夫人として町の者たちからも傅かれるようになっていたジョーノは、モクバが進学のための予備講習に出るようになったこともあり、暇を持て余していた。そこへ、大陸を渡り歩いているバクラは話題が豊富で、またカイバ公国民でないので変に畏まられることもないため、ジョーノも話していて気が楽だったのだ。そうしてジョーノが得体の知れないバクラという行商者と仲良くしているのを、セトもさして止めることはなかった。それは自らは仕事が忙しくてジョーノの相手があまりできず、またセトの都合でジョーノが仕事をすることを制限している自覚もあるからだった。それでも夫婦はとてもいい仲で、互いに大切な伴侶として慈しみ合っていた。 だがそんな事態が一変したのは、中央から王の双子の兄、ムトー公爵であるユウギが訪ねてきた日からである。当時王であるユーギは始動したばかりの神官制度において、ジョーノもその適性を審査させてほしいと考えていた。だがその適性審査は危険を伴うこともあり、打診を受けたセトはジョーノに話すこともなくはねつけていた。そのため、入国を拒否されているユーギに変わり、兄であるユウギがカイバ公国を訪問したのだった。 そうしてユウギと合流した二人は、三人である狩りの現場に向かう。そこで、視認できる範囲で『魔物』を消しさることができるブラックホールという魔法をユウギが発動したとき、その魔法から自らの使役獣を守るホワイトホールをセトがジョーノに対して発動していた。 そのことにより、自らがセトにとっては『魔物』であると痛感したジョーノは、ひどく傷つくことになる。それはかなり根深いものとなり、夫婦の仲は冷え切ってしまう。またそれと同時期に、バクラが『千里眼の巫女』と呼ばれる占い師をカイバ公国に呼び寄せていた。 その占い師は実はジョーノの妹のシズカであり、ジョーノがユーギに救われる直前に絶望を教えた者だった。だがジョーノの力に恐怖したというのは誤解であり、シズカは少しだけ未来が見える力があり、そこで兄の世界が暗転したことに怯えただけだったのだ。そのことを伝えたいと、凄腕の占い師としてジョーノの元にやってきたシズカに、ジョーノは最初こそ困惑したものの、すぐに打ち解けて久しぶりの兄妹の会話を楽しんでいた。 だがそうしてジョーノと再会するために、シズカは禁呪をおかしていた。それをユウギから情報提供されていたセトはジョーノに警告をするが、冷め切っていた夫婦仲ではジョーノは聞き入れることはない。それに憤ったセトは手酷くジョーノを抱くことで出かけられないように画策するが、本当の目的は別にあった。 実はシズカに禁呪を与えたと思われるバクラが、カイバ公国の大地に三百年前に封印された邪神を復活させようとしていたのだ。だがわざと囚われたセトに対し、責任を感じたシズカが兄へとすがり、二人でその救出へと向かう。しかしバクラの目的はジョーノであり、真性の魔物では恐ろしくて氷漬けの邪神に攻撃などできないが、敵わないと知っていても刃向かえる『人間』の心を持った魔物として、邪神を封じる氷を溶かさせることにあった。そしてそうジョーノにたきつけるため、最大の絶望としてジョーノ自身にセトを刺させる。 そのことで、バクラの思惑通りジョーノはすべてに絶望し、力を解放することでその姿かたちまでも真紅眼の黒龍に変えてしまう。それを瀕死の状態からシズカに回復されたセトは、自分の妻の嘆きを知り、召喚術の最大の禁呪を犯して邪神を次元の狭間へと消し飛ばし、自らも代償を要求されていた。 |
| Crystal EMERGENCY. 2005/05/04発行 [BNB3.] |
| 『Eternal WHITE』から約三年半後。 バクラの事件によりセトは七年分の過去と三年分の未来を要求されたため、この年の2月まで昏睡状態にある。だがようやく目覚めたときにはまだカイバ公国は存続しており、弟のモクバが中央からの後押しも受けて公爵代行としてまとめていた。セトは十七歳から七年遡り、更に三年経過していたので身体的には十三歳の状態で目覚めている。だが記憶などは一切損傷がなかったため、すぐに公務に復帰し、公爵として公国を治めていた。 そして公国が落ち着かせるまでに約二ヶ月かかり、モクバなどの要請もありセトはジョーノを迎えに行くことにする。当時ジョーノはバクラの事件で真紅眼の黒龍に変身して以降、そのままいずこかへ飛び去っていたのだ。それをセトは探し出し、自らの妻だと断言して連れ帰ったのである。その際にジョーノは外身は人間に戻っているが、体内で脈動する魔物の血が収まることはなかった。 それから約半年、九月半ばからこの話は始まっている。 カイバ公国の学校にひそかに通っているシズカが、四月の段階で何者かに襲撃を受けたのだ。ジョーノがカイバ邸に連れ戻された直後に起きた事件であったため、ジョーノにはそもそもシズカがこの公国にいることすら知らされていない。その襲撃事件の犯人とされたのは、セトが昏睡状態にある間中央から派遣されていたゼロ隊の一人である。だがその者は魔物との混血であったため、シズカを攻撃したとされた段階で人間という枠組みから外され、討伐対象となっていた。 それが九月となって、真犯人が現れたとシズカが証言し、モクバもそれを目撃している。よって中央から派遣されてきたのが、討伐対象となっているゼロ隊の同僚のオトギだった。そのオトギはジョーノと接触し、シズカとの再会を促す。ジョーノもシズカもそれには動揺していたが、和解しかけたところでジョーノたちは四月の事件の真犯人と目される者からの襲撃を受けていた。 その真犯人とは、ジョーノとシズカの中に流れる四分の一の魔物の源流、人間で言えば母方の祖父にあたる真紅眼の黒龍という魔物だった。どうして狙われるのか分からないまま、一度は祖父は退いてくれる。だが次に襲撃されたのは最も安全と思われていたカイバ邸で、実はオトギが中から手引きをしていた。 オトギは犯人とされたゼロ隊の同僚、ホンダを助けたかったのだ。ホンダは元々ジョーノとは腐れ縁で、ジョーノが結婚するまではかなり親しくしていた。そのため、その祖父である真紅眼の黒龍が孫のジョーノたちを殺めようとしているのをなんとか思いとどまらせたく、行動を共にしていた。だがそれがほぼ不可能と痛感していたため、最終的には真紅眼の黒龍が孫であるジョーノに斃されようとするのに加担することになる。 結果として、ジョーノはセトたちを守るために再び魔物へと変化する。だが同じ種族では祖父に敵わず、最終的にジョーノはこれまで斃した同族の怨念を体内に取り込み、力に換えることで祖父である真紅眼の黒龍を討ったのだった。 |
| Dawn-MIST Closing. 1/2 2005/08/13・12/29発行 [BNB4.] |
| ※この本は前後編となっております。 『Crystal EMERGENCY.』の翌年5月。モクバたちの勧めで、セトとジョーノは約一週間の休暇が取れる。そこで、体調が優れなかったジョーノの妊娠を考え、セトは子作りの知識を集めるための旅を計画した。 まずは王都に赴き、ユーギ、ユウギと話をするが、収穫はない。だがいずれセトがこういった用件で押しかけることを予測していたユーギは、部下に調査を指示していた。 翌日、その部下がいるムトー公国内の僻地、南西の村にセトとジョーノは足を運ぶ。そこには昨年の事件で長期謹慎中のオトギとホンダが暮らしていた。オトギは書物などの資料から得た知識を、ホンダは元々人間と魔物のハーフなので実感からアトバイスをする。その際に、別の公国で人間である公爵と女性体の魔物が恋仲なのではないかという情報がもたらされ、そちらへと移動をする。 移動先の第一公国は、神官制度適用第一号であるマハードが治める西の肥沃な大地だった。つまり、かつてカイバ公国があった土地である。セトは現在のカイバ公国に領地替えとなってから初めて足を踏み入れることになるが、民衆は歓迎とも冷遇ともつかない複雑な様子で出迎えていた。 マハードと恋仲と疑われていたのはマナという魔物である。だが二人にセトとジョーノが遭遇した際に、かつてカイバ公国で事件を起こしたバクラが現れる。色めき立つセトたちに対し、バクラは今回はマナを抹殺するのが目的だと言い放った。その際にユーギが別の目的でこの第一公国にきており、実は初恋の相手だったと告白する。いきなりの求婚に気持ち悪くなったバクラは一旦退散するが、ユーギは本気だった。 その後、マナの話などによって、いくつかの事実が分かる。 現在セトたちのいる大陸は、「現(うつつ)の大陸」と呼ばれており、千年前に大陸の一部を切り離していた。その見捨てられた方が「忘れられた大陸」であり、忘陸と呼ばれ、現陸では存在すら知られてない。忘陸では人間と魔物の混血が進み、環境が劣悪なため現陸でいう高位の魔物レベルの者しか生存しておらず、マナもひの一人である。マハードの行った召喚術によりこちらの現陸に召喚されたのだが、元々は違う魔物が召喚されたところを割り込んでいた。それは、忘陸では重罪になり、厳罰を与えるためにバクラはマナの抹殺に現れたのだった。 そのバクラは、魔物ではなく、忘陸の礎である。怨念が具現したもので、大陸の死と共に消滅する宿命だった。マナを討つために現れたバクラは、そこでジョーノたちと共に、ユーギとも再会したのだ。ユーギは10年前にバクラと会ったことがあり、それ以来初恋の人として思い続けていた。公爵家のしがらみから、自分は同性を娶った方がいいとずっと思っていたこともあり、バクラを是非にと望むが、当然激しく拒否されている。 最終的に、マナを殺すために最後に現れた際、バクラは死にゆく忘陸から可能な限りの『仲間』を現陸に召喚し、解放して力尽きかける。それをマナが止めようとし、ジョーノも手を貸し、最後はユーギがすべての千年神具を揃えて異道を開いたことで救った。 セトとジョーノの子作りは、ヒントは得られたものの持越しとなった。 |
| Calling, Madder SKY. 2006/03/19発行 [BNB5.] |
| 『Dawn-MIST Closing.』から1年後の六月。 王宮直属のゼロ隊、ロストナンバーを退官することをジョーノは決意する。その報告をユーギにすると、最後の任務を条件に許可された。その任務には、二年前の事件で職務停止中だったホンダの復帰も兼ねており、戦術官のオトギと共に参加する。当初の予定では、イシュタール公国からの調査依頼に、ジョーノ、ホンダ、オトギ、そしてバクラが向かうはずだった。 バクラは前年の事件の後、拘束されたが、そもそも存在が違いすぎることで裁くこともできず、司法取引が成立したことにして王であるユーギの監視下にある。ユーギはもちろん口説いていたが、存在が希薄になっているバクラはすげなくあしらうばかりで、気を惹きたいユーギが任務に同行させて外に出すのも目的の一つだった。ユーギは合流までの護送のみで、同行はしない。 そうしてセトの公邸に四人が集まったが、何故かバクラはホンダを異常に気に入る。誰もがユーギへの当てつけだと思うが、ホンダが懐かせはするものの、さらりとかわしているので大丈夫だろうと考えられた。なにより、ジョーノに懐妊の兆候があったことで、そちらの方が注目された。 子宮で育てる妊娠ではなく、魔物の分化である懐妊をしていたジョーノは、激しい運動も問題なかったが、念のため最後の任務は免除となる。残りの三人で向かうと、ホンダに懐きすぎるバクラに危機感を抱いたユーギが同行することになる。 イシュタール公国にはこの四人で向かう。調査依頼とは、イシズの弟であるマリクが突然『人が変わったように』なり、失踪。忘陸の礎であるバクラにより、マリクは忘陸の魔物に囚われていると判明する。それは実体がなく、何かに寄生しなければならない種類の魔物で、ただ倒しても本物から魔力を吸い取ってまた体を作ってしまう。そのため、先に本物を発見し、保護してから倒すため、二組に分かれて森を捜索していたとき、ホンダとオトギが襲撃を受けた。頑丈なはずのホンダが全身が炭化するほどのダメージを受け、且つ、やはり友人たちが心配で駆けつけたジョーノとセトから治癒魔法を施されても効果がない。瀕死のホンダを、自らの魔力を注ぐことで助けたのはバクラだった。 実はホンダは両親の片方が忘陸の魔物であり、バクラの管轄下であると判明する。助けられたことで、絶対服従を誓うホンダ。バクラを諦めきれないが、大陸の差という絶対的な溝にユーギもまた苦悩する。そんな面々に、セトは不満を抱き、ジョーノは不安となるが、マリクの救出という作戦は決行される。 敵の魔物は、人間、魔物、その中間の魔力を抽出し、心がない実体だけの存在である『神』を召喚し、寄生しようとしている。中間のツナギとして狙われたのはホンダで、救出のためにバクラが契約して召喚した。罠を仕掛けて対抗したが、あと少しというところで討ち損ねる。すると、敵はジョーノをツナギとして捕らえる。打つ手がなくなったかと思われたが、セトの呼びかけで死にたくないと強く願ったジョーノの想いに、魔物の血が共鳴し、首の後ろの核が分化する。それは真紅眼の黒竜のクオーターであるジョーノから分化しながら、青眼の白龍であり、単体分化ではなくセトとの『子』だった。キサラと名づけられた子が融合を助け、究極竜が敵を薙ぎ払った。 作戦が終わってからも、友人たちは微妙な空気のままだ。ホンダはゼロ隊所属でありながら、バクラの契約獣。それを指摘すると、バクラはマスターとしてホンダに自分を好きかと尋ねる。それに、ホンダは契約獣として、「否」と答える。それにバクラは激怒し、契約を切って、ユーギを連れ出した。周りはてっきりホンダもバクラを好きだと思っていたので驚くが、本人曰く「好きとかいうレベルじゃない」。ただ、残りの年数を思うと、自分よりユーギの方がずっと長くバクラと居られると思い、身を引いたと判明。 セトとジョーノは、愛娘のキサラと共に、カイバ公国へと凱旋した。 |
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